離島のグルメや工芸品が集結するイベント「にっぽんの離島物語」が11月13日、あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)ウイング館9階催会場で始まった。
沖縄・宮古島の交通安全を見守る警察官型人形「宮古島まもる君」が登場
北は礼文島から南は石垣島までの離島から約40事業者が参加するイベントで初開催。同店の人気催事「大北海道展」のバイヤー森島尚さんが、長崎・壱岐島の事業者から離島が抱える課題を聞き2019年に発案したが、コロナ禍の影響で開催を断念。あべのハルカス開業10周年のメモリアルイヤーに当たる今年と来年春に向けて大阪・関西万博で盛り上がっていく時期に合わせて開催したいと改めて企画した。
主な実演販売は、広島・生口島「島ごころSETODA」の「焼きたてレモンケーキ5個入り」(1,350円)、沖縄・石垣島「マリヤ乳業」の「マリヤシェイク(M)」(700円)、同「Painu’s」の「TABERUスムージー」(900円)、新潟・佐渡島「マッテラート」のジェラート(各種シングル=401円、ダブル=501円)など。
イートインコーナーでは、5島の海鮮を使う「離島五選ぜいたく海鮮漬け丼」(1,851円)を提供。長崎・五島福江島のたい漬け、鹿児島・屋久島のかんぱち漬け、大分・保戸島のひゅうが、島根・中ノ島のシマメ、鹿児島・長島のぶり王漬けをのせて提供する。沖縄・奥武島「もずくそばくんなとぅ」の「ソーキもずくそば アオサ入り」(1,100円)なども用意する。
会場には、沖縄・宮古島の交通安全を見守る警察官型人形「宮古島まもる君」が15日まで登場。離島の菓子などを扱うコーナー「離島コンビニ」では、「宮古島まもる君」のグッズも販売する。
森島さんは「まず離島のことを知ってもらいたい。いろいろなグルメを楽しんで、好きな離島を探してもらい、店の人と会話したりその土地に旅行したりするなど、離島を関わってくれることを期待したい」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は15時閉場)。イートインの営業時間は10時~19時15分(最終日は14時15分まで)。今月19日まで。