あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)で1月24日、企画展「拝啓ルノワール先生 -梅原龍三郎が出会った西洋美術」が始まった。
1908(明治41)年に渡仏し、日本の画家として初めてルノワールの教えを請いた洋画家・梅原龍三郎(1888-1986)との師弟関係をたどる同展。三菱一号館美術館(東京都千代田区)でも1月9日まで開催された巡回展となる。ルノワール17点、梅原31点のほか、梅原と交流があったピカソ、ルオー、マティスなど計約80点の作品が並ぶ。ルノワールの手紙や梅原のパレットも展示する。
ルノワール晩年の代表作「パリスの審判」と、梅原によるその模写も近くに展示。同館によると同時に鑑賞できる貴重な機会という。
開館時間は10時~20時(月曜・土曜・日曜・祝日は18時まで)。休館日は1月30日、2月6日・13日・20日・27日。観覧料は、一般=1,400円、大学・高校生=1,000円、中学・小学生=500円。3月26日まで。