一心寺シアター倶楽(大阪市天王寺区逢坂2、TEL 06-6774-4002)で12月3日~5日、東京の劇団「ひげ太夫」の公演「天竺(てんじく)ダイヤモンド」が行われる。
「ひげ太夫」の団員は全て女性。ひげを描き、舞台セットや小道具をほぼ使わず、組体操やパントマイム、器械体操などの動きであらゆるものを表現する。「出し物芸(目に耳に楽しく、見ている人がわくわくする芸)」を追求しているという。
「天竺ダイヤモンド」は、南の国を舞台に伝説のダイヤモンドを探すストーリー。ウクレレ演奏で前説を行い、風からロケット、チャイの香りまで体で表現する。
ひげを描くことについて、座長の吉村やよひさんは「以前いた劇団も女性だけで男っぽく見せるには『ひげ』と『もみあげ』が簡単と考え、ひげ太夫を立ち上げるときにひげを描いて芝居する」と決めていたという。今では「戦闘服を着るような感覚で、舞台に出るときはひげを描かねばと思ってしまう」とも。
開演は、3日=14時・19時、4日=14時、5日=19時。チケットは、前売り=3,300円、当日=3,500円。同劇団やチケットぴあで販売している。