四天王寺(大阪市天王寺区)で7月6日、境内にササのトンネルを設ける七夕イベント「七夕のゆうべ in 四天王寺」が始まった。
地元町内会が中心となって開いている今年9年目の恒例イベント。ササ約400本を取り付けた全長27メートルのササトンネルに、夜は天の川を模した約3万球のLED照明が点灯して幻想的な雰囲気を醸し出す。会場ではササトンネルに飾り付ける短冊を販売するが、今年は「熊本地震復興祈願」として「くまモン短冊」(200円、うち100円は寄付金)も用意する。縁日も出店してにぎわっていた初日は多くの人が来場し、願い事を書いた短冊を飾り付けていた。
夜は水槽に浮かべる祈念のためのろうそくを用意する「鎮魂の灯火(ともしび)」や天体望遠鏡で観察する「星空観望会」を実施し、7日も予定する。8日は願いが届くようにと短冊の「お焚(た)き上げ」が行われる。
ササトンネルの点灯時間は19時~24時(最終日は20時まで)。今月8日まで。