あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)前で2月21日、長谷寺(奈良県桜井市)の僧侶による法話、声明ライブが行われた。
同美術館で開かれている展覧会「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」の開催を記念して実施。この日は多くの観覧客が集まった中、総本山長谷寺教務執事の青木博芳僧正が同寺の歴史や文化を語った法話「長谷寺よもやま話」が行われたほか、「豊山声明」と呼ばれる本尊の前で数百年にわたり唱(とな)えられてきた声明を僧侶たちが力強く唱えた。
長谷寺の信仰の中心は本尊十一面観音像。本尊両脇侍を同寺以外では初めて出品。青木僧正は法話の中で「両脇侍の足元、背中は普段見えないので私も(展覧会で)初めて見た」と話していた。
法話、声明ライブは2月28日、3月6日も開催。開催時間は各日11時~、14時~(各回1時間程度)。観覧無料。