天王寺動物園(大阪市天王寺区)で8月10日、劇団四季のミュージカル「ライオンキング」のシンバがサプライズで登場した。
ライオンの保護を目的に制定した「世界ライオンデー」のこの日、大阪四季劇場(北区)などでロングラン公演が続き、7月には日本公演通算1万回を達成した「ライオンキング」からシンバが今年1月1日に100周年を迎えた天王寺動物園の祝いに駆け付けた。
当日はシンバ役の石毛翔弥さんが普段はライオンを展示している放飼場に登場し、岩の上に上がって日本一の超高層ビル「あべのハルカス」を背景に劇中同様、「ウォー」と雄たけびを上げた。ティモン役の韓盛治(ハン ソンチ)さんは同園の牧慎一郎園長に出演者全員のサインが入ったポスターとライオン3頭に与える10キロ分の肉を贈った。
兵庫県出身の韓さんは「100周年はすばらしい。(天王寺動物園は)小学生から来ている。ここで動物の動きを研究したことも」と話す。牧園長は「ライオン、ロングランつながりで協力いただいた。一緒に大阪を盛り上げてれば」と話し、現在開催中のナイトZOOについて「土日はすごいお客さんに来ていただいて好評だった」とも。