天王寺動物園(大阪市天王寺区)のホッキョクグマ「ゴーゴ」(雄、10歳)が3月2日、アドベンチャーワールド(和歌山県)へ出園することなり、同1日に壮行会を開く。
ゴーゴは2006年、豚まんで知られる「蓬莱」(浪速区)が寄贈し、同園を代表する人気者になっている。昨年11月、ゴーゴのお嫁さんとして2011年に来園した「バフィン」(雌、23歳)との間に待望の赤ちゃんが誕生した。現在、バフィンと赤ちゃんは産室で過ごしている。
ゴーゴのアドベンチャーワールドへの出園は、日本動物園水族館協会のホッキョクグマ繁殖計画に基づき動物園同士が繁殖を目的に動物を貸し出し、借り入れする契約「ブリーディングローン」で行うもの。アドベンチャーワールドの「オホト」(雌、23歳)との繁殖を目指す。帰園時期は未定。ホッキョクグマは個体数の減少が懸念されている。
3月1日に開かれる壮行会には、蓬莱の田中一昭常務らが出席。ゴーゴの好物シャケをプレゼントする。11時開始予定。