四天王寺(大阪市天王寺区)で1月14日、ふんどし姿でお札(護符)を奪い合う奇祭「どやどや」が開かれた。
元日から始まる仏事「修正会」の結願(最終)日に行われる恒例行事で、827年から続いているという同祭。天下太平・五穀豊穣(ほうじょう)を祈願し、法要中に祈とうされた午王宝印という魔よけの護符をふんどし姿の男たちが奪い合う。
当日は、四天王寺羽曳丘中学・高校、清風中学・高校、清風南海高校の男子学生など約1000人が参加。気温が8度ほどの中、紅白に分かれたふんどし姿で掛け声と共に入場し、六時堂の天井から降る護符を取った数で勝敗を競った。学生らには冷水が浴びせられ、体から湯気が出る様子も見られた。