長居公園(大阪市東住吉区長居公園)内の大阪市立長居植物園に9月21日、万葉集で詠まれた植物41種を植栽した緑道「万葉のみち」が開設された。
万葉植物41種(春=10種、夏=11種、秋=14種、冬=6種)が楽しめる「万葉のみち」は延長100メートル超。それぞれの植物が植栽された場所に現代植物名と万葉植物名、万葉歌も掲示する。同園40周年記念事業として整備した。同園の面積は約24.2ヘクタール。植物は約1000種。
長居は、7世紀ごろに今の中央区にあった難波宮(なにわのみや)から南下する難波大道と大和の都と住吉津(すみのえのつ)を結ぶ街道・磯歯津道(しはつみち)の交差点にあたり、万葉、古代の時代は官人や海外からの訪問者が行き交っていたという。
初日はオープニングセレモニーが開かれ、関係者が参加したテープカットや箏曲の演奏も行われた。
開園時間は9時30分~17時(3月~10月)。月曜休園(祝日の場合は翌平日)。入園料は、大人=200円、中学生以下無料。