近鉄バスは7月10日、大阪の中心地を観光目的で巡る大阪初の2階建てオープンデッキバス「OSAKA SKY VISTA」の運行を開始し、乗車場の近鉄高速バスセンター（大阪市天王寺区上本町6）で出発式を開いた。

近鉄高速バスセンターで出発式

　当日は、雨模様にもかかわらず初便に26人が乗車。乗客にはレインコートが配られた。出発式では運転士とバスガイドに花束が贈られたほか、近鉄バスの塩川耕士社長が「国内外から多く訪れている観光客はもちろんだが、近くに住む人も大阪を再発見するツールとして利用いただければ」とあいさつした。初日の2便以降は台風の影響で運休した。

　2階客席の上部が吹き抜け構造になっている同バスの席数は42席（運転席・1階席・ガイド席除く）。運行中はバスガイドが観光案内も行う。近鉄高速バスセンター（大阪上本町駅2階）が乗車場で、運行区間は大阪歴史博物館～大阪城～大阪市中央公会堂～御堂筋～道頓堀～谷町～日本橋でんでんタウン～通天閣～あべのハルカス～四天王寺。大阪の中心地を巡って車中から見学し、ハルカスまたは同バスセンターで降車する。

　運行時刻は9時、11時10分、14時、16時10分の1日4便。所要時間は近鉄高速バスセンターまで約80分（ハルカスまで約60分）。水曜運休。荒天時は運休の場合有り。

　乗車券は、近鉄高速バスセンター（TEL 06-6772-1631）などで販売する。事前予約制（席指定）だが、当日空席があれば乗車場でも対応する。運賃は、大人＝2,000円、小児＝1,000円。3歳以下は利用不可。