スパワールド世界の大温泉(大阪市浪速区)入り口前広場で5月24日・25日、デザイン&アートイベント「ツムテンカクEX.」が開催される。主催はクリエーターなどで構成する実行委員会。
2011年に通天閣内で開かれた小規模なアートイベントで始まった「ツムテンカク」。イベント名は通天閣と「みんなの想いが積み上がる」の「積む」の造語。2012年から新世界一帯でさまざまなプログラムを展開する大規模なイベントとなり、昨年はゾンビに扮(ふん)した約100人のフラッシュモブ、大阪のご当地アイドル「オバチャーン」の登場などで盛り上がった。今後は「より良いものをつくり出すため」に2年間に1度の開催にし、今回は来年の開催に向けた「チャレンジする場」を提供することなどを目的に開催場所を集約して開く。テーマは「新世界を別世界にする大実験」。
今回は公募で集まったクリエーターなど70組が参加。会場でアート作品などの展示、ライブペインティング、音楽ライブなどのパフォーマンスなどを展開。25日は通天閣で同日(13時、15時)にフリーライブを開く「オバチャーン」の登場や昨年に続きゾンビに扮したパフォーマンスも展開する。前回までと違い、今回は大賞などを選んで参加者を表彰する。審査員は大阪新美術館建設準備室の研究主幹・菅谷富夫さん、イラストレーター・アートディレクターの安齋肇さんら10人が務める。
併せて、メカニックデザイナーの大河原邦男さんらが手掛けて、昨年の東京モーターショーで発表された超小型モビリティー「MACHINA(マキナ)」が関西で初めて登場する。
新世界市場のツムテンカク本部で5月17日、実行委員など約30人が参加した決起集会が開かれた。実行委員のジルさんは「ライブペインティングなど、その時にしか見られないものがこの2日間で見られる」、実行委員長の藤田剛さんは「来年に向けて既に動いている」とそれぞれ話す。
開催時間は両日とも11時~18時。観覧は無料(一部プログラムは有料)。