日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の百貨店「あべのハルカス近鉄本店」ウイング館屋上で3月29日、4月1日に開業する会員制の屋上貸し菜園「あべのハルカスファーム」のオープニングセレモニーが開かれた。
百貨店初の屋上貸し菜園で面積は約600平方メートル。60区画を設け、1区画辺りの面積は5平方メートルで50区画を4月1日~翌年1月31日の間、10万円で貸し出す(水やり、除草作業など含む)。年2回約50種類から栽培可能な量の種苗が提供される。手ぶらで来ても利用できるように菜園用具や肥料なども備える。運営は東邦レオ(中央区)。今回の会員募集に定員の約2倍の応募があり、抽選で選んだ。
当日は、関係者出席のテープカットと豊穣祈念の鍬(くわ)入れなどが行われたほか、参加した会員に菜園スタッフによる植え付けのレクチャーも実施した。親子3人で参加した阿倍野区在住の下野さんは「昨年の芋掘りイベントに参加し、子どもが楽しんでいたので会員になった。トマトやキュウリなどを栽培する。これまで経験はないが、スタッフから全て教えてもらえるので安心している」と話す。