近畿日本鉄道は7月6日、2014年春に完成予定の「阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)」(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)ホテル計画で、マリオット・インターナショナル(米国)との提携が合意したと発表した。
ホテル名称は「大阪マリオット都ホテル」で近鉄グループの都ホテルとマリオットホテルのダブルブランドで運営する。延べ床面積は3万2,000平方メートル。客室数は376室。基本となる客室面積は約40平方メートル。19階にフロントロビー・レストラン、38階~55階に客室、57階にレストランを予定する。
マリオットブランドでの国内進出は名古屋、沖縄に次いで3軒目で、関西では初となる。マリオット・インターナショナルは、世界71の国や地域で約3,600軒のホテル施設を展開。主なホテルブランドは「ザ・リッツカールトン」「JWマリオット・ホテル&リゾート」「ルネッサンス・ホテル&リゾート」など。
同ビルは高さ300メートル、地下5階・地上60 階、延べ床面積約21万2,000平方メートルの規模で、高さは日本一になる。地下2階~14階に近鉄百貨店。16階に美術館、17・18階・21階~36階にオフィス、58階~60階は吹き抜けの展望台を予定。今年4月にはホームページを開設し工事の進捗(しんちょく)状況を公開している。