地上高さ300メートルの日本一高い「あべのハルカス」（大阪市阿倍野区）が3月7日、グランドオープンし、展望台「ハルカス300」に最初の入場客を迎え入れた。

展望台からの景色を楽しむ来場客

　10時に全長3000メートルのテープカットを行った後、通常の営業時間より遅い12時に展望台をオープン。今月の展望台は完全予約制にもかかわらず、9時30分の時点で6人が並んだ。

　展望台はビル最上部の58階～60階部分。展望台の面積は、60階＝1280平方メートル、59階＝670平方メートル、58階＝1830平方メートルの計3780平方メートル。58階が上空まで吹き抜け構造の屋外広場「天空庭園」。60階は360度ガラス張りの屋内回廊で一周175メートル。58階にカフェダイニングバー、59階にグッズ販売店も設ける。初年度の目標来場者数は180万人。

　一番乗りで埼玉県から来たという久保雅実さん（31）は「本当は今日の12時に並べば間に合うが、1番になりたくて昨日の22時30分から並んだ。スカイツリーも初日に上った」と話し、景色を見て「スカイツリーに負けていない。天気も良くてよかった」とも。

　営業時間は10時～22時。3月9日～5月6日は8時30分からに繰り上げる。入場料は、大人（18歳以上）＝1,500円、中高生＝1,200円、小学生＝700円、幼児（4歳以上）＝500円。日時指定券は各料金に500円を加算。3月は当日券の販売を行わず、日時指定券のみ。