日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が3月7日、長さ3000メートルの日本一長いテープカットでグランドオープンした。
当日は、同ビル内の展望台・ホテル・百貨店・美術館・時計の広場や周辺施設のHoop・あべのキューズモール・新宿ごちそうビルの計8会場を全長3000メートルのテープでつなぎ、同ビル関係者や地元の子どもなど約300人が参加して日本一の長さとなるテープカットを一斉に実施した。これまでの日本一は茨城県で2013年に行われた2013メートル。
同ビルは近鉄百貨店本店(西館)を解体して建設。地上高さ300メートル(地下5階地上60階建て)で、延べ床面積は約30万6000平方メートル。新たに建設されたタワー館と東館だったウイング館で構成する。名称は「晴れ晴れとさせる」を意味する古語「晴るかす」から。
営業面積10万平方メートルで日本最大の百貨店「あべのハルカス近鉄本店」、近鉄・大阪阿部野橋駅、あべのハルカス美術館、オフィス、大阪マリオットホテル、最上部に展望台「ハルカス300」(3月は完全予約制)などで構成する。
事業主の近畿日本鉄道は、来場者数が年間4740万人と予想している。