通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)地下の「通天閣わくわくランド」で3月2日、大阪の自称アイドルグループ「オバチャーン」がフリーライブなどを行うイベント「わくわくオバチャーンランド2 春よ恋。CD売りつくしフェア」を開いた。
同グループは2011年に結成され、大阪のおばちゃんで構成する。現在のメンバーは13人で、平均年齢は60歳を超える。メーンで活動する7人は「仏セブン」と呼ばれ、デビュー曲「オバチャーンのテーマ」の動画はユーチューブの再生回数が44万回を超えている。昨年11月には、初のCD「オバレゲエ」も発売し、通天閣でレコ発イベントを開いた。
今回のイベントは今年1月に続き、CD販売を目的に開催。持ち歌2曲を披露するライブを3回開き、全ての回で用意された約50席が満席で立ち見客が出るほどだった。メンバーが登場するとセンターを務めるオバチャーンレッドこと舟井栄子さんが「私ら大阪のアイドルですねん」とあいさつし、CDは「聴かんでええから買うて」と呼び掛け笑いを誘った。ライブも3回目に初めて観覧客からアンコールも起きて盛り上がった。OCAT(浪速区)で3月13日・14日に開かれる「大阪ものづくり博」に「先に言ったらゲリラじゃないけど、ゲリラライブをする」と予告も行った。
仏セブンのメンバーは「今日は盛り上がって良かった。1週間に1回は(ライブを)したい。今度はハルカスの上でできたら。多くの人が来てくれてうれしい。やりがいがある」と話し、仏セブン以外の下位メンバー「ネクストジェネレーション(仮称)」は「上を目指したい」と仏セブンへの対抗心も見せた。