大阪唯一の路面電車を運行する阪堺電気軌道は3月1日、低床式車両「堺トラム」の天王寺駅前への営業運転を始める。初日はHoop(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)1階オープンエアプラザで記念セレモニーも開く。
堺トラムは昨年8月、1編成目のカラーデザイン「茶ちゃ」が我孫子道~浜寺駅前間で営業運転を始めた。乗降口床の高さが35センチで既存車より30~40センチ低く、車いすやベビーカーも乗降しやすい仕様。乗降定員は76人(座席数27)。天王寺駅前まで運行する初日から2編成目となる「紫おん」も導入。天王寺駅前~浜寺駅前間を、平日=上下計20便、土曜・休日=上下計17便を運行する(一部我孫子道発着)。
マスコミ向けの試乗会が2月21日に開かれ、我孫子道~天王寺駅前まで運行。車内からは普段見られない新型車両に携帯電話で撮影する人の姿が多く見られた。
Hoopで開かれるセレモニーは鉄道アイドルの斉藤雪乃さんが司会を務め、阿倍野区・羽東良紘区長らが出席予定。開始時間は9時45分。
天王寺駅前停留所からの初日の運行は第1便が11時発で、初便から下り5便の乗車には同停留所階段裏で9時から配布する整理券が必要(先着順で無くなり次第終了)。