超高層複合ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)のグランドオープン日に開業する「大阪マリオット都ホテル」の客室などが12月10日、報道陣に公開された。
地上高さ300メートルの日本一高いビル「あべのハルカス」(地上5階地上60階建て)のグランドオープンは来年3月7日。ホテルと展望台「ハルカス300」が開業し、今年6月に一部先行オープンした百貨店「あべのハルカス近鉄本店」が全面開業する。事業主は近畿日本鉄道(天王寺区)。
ホテルは、73の国と地域で約3700軒のホテルを展開しているマリオット・インターナショナルと提携。近鉄グループの「都ホテル」とのダブルブランドとなる。フロア構成は、57階=レストラン、38~55階=客室(38階にクラブラウンジおよびトレーニングジム)、20階=中小個室、19階=ホテルロビー、ロビーラウンジ・バー、ブッフェレストラン。客室数は360室(ツインルームまたはダブルルーム仕様)。
室料(税金・サービス料別)は、スーペリアルーム(38平方メートル、252室)=3万5,000円~3万8,000円、 スイートルーム(73~162平方メートル、6室)=12万円~35万円など。
宿泊者向けに展望台「ハルカス300」営業時間前の早朝に無料開放、あべのハルカス近鉄本店で購入した商品をホテルまで届けるなどの連携サービスも予定する。
鳥居正彦総支配人は「ダブルブランドの強みを生かす。マリオットと都ホテルが融合した高品質なサービスを提供する」と話した。