NoMy Japan株式会社（北海道札幌市、代表取締役：David Andrew Quist、以下「NoMy Japan」）の親会社であるNorwegian Mycelium AS（ノルウェー・オスロ、代表取締役：Ingrid Dynna、以下「NoMy」）は、商業成長フェーズに向けた体制強化の一環として、日本市場を起点とする事業成長戦略及び知的財産の専門家をチームに加えたことをお知らせいたします。

事業成長戦略・Ludovic Reysset

事業成長戦略・Ludovic Reysset
次なる商業成長フェーズに向けた体制強化の一環として、Ludovic Reysset（ルドヴィック・レイセット）が事業成長戦略を率いるために経営参画いたしました。Ludovicは、30年にわたりグローバル食品業界において成長戦略および事業変革を牽引してきた実績を有し、欧州・南北アメリカ・アジアといった多様な市場での豊富な経験を持つ、5か国語を流暢に操る真のグローバル人材です。

SONAEに属するファミリーオフィスであるSparkFoodのマネージング・パートナーとして、総額1億ユーロ規模のプラントベース投資ポートフォリオを構築・統括。



戦略的M&Aを推進するとともに、複数のブランドのスケールアップを実現しました。以前にはDanone（ダノン）にて、日本やブラジルを含むグローバルセールスにおける営業統括責任者として、また、ポルトガル法人のマネージング・ディレクターなどの要職を歴任し、大規模な商業組織を率いながら、各市場におけるカテゴリー成長を牽引しました。

プラントベース、機能性食品、代替食品分野における深い専門性に加え、商業戦略を実行可能かつスケーラブルな成果へと転換する力こそが、NoMyにとって大きな価値です。日本およびヨーロッパでの事業拡大を進め、商業化を加速させるこの重要なタイミングにおいて、Ludovicをチームに迎えられることを大変嬉しく思います。

知的財産戦略ディレクター・Eran Noah

知的財産戦略ディレクター・Eran Noah
そして、革新的な発酵技術およびマイコプロテイン製品のスケールアップと商業化を加速させるために、Dr. Eran Noah（エラン・ノア博士）をIP（知的財産）ディレクターとして迎えました。

Eranは、25年以上にわたる科学分野での知見と、15年以上のグローバル特許弁護士としての実務経験を有し、アグリフードおよび代替タンパク質分野におけるイノベーション創出と知財戦略に精通しています。

自身が創業したNoah IPを通じて、R&D、法務戦略、そして事業成長を結びつける世界水準の知的財産ポートフォリオ構築を数多く手がけてきました。



The Good Food Institute（GFI）においてグローバルIPメンターを務める中で、世界中のスタートアップに対して、革新的な技術やアイデアをスケールさせながら知財を保護するための転換するための助言を行っています。彼の戦略的かつ実践的なアプローチは、NoMyが有する発酵科学、食品プロダクト開発、そして商業化における専門性をさらに強化するものです。

食品開発エキスパート・Alessandra Massa

食品開発エキスパート・Alessandra Massa
加えて、日本のマイコプロテイン市場形成を図るために、Alessandra Massa（アレッサンドラ・マッサ）を料理開発・食品の商品開発のアドバイザーとして迎えました。

Alessandraは、Basque Culinary Center（BCC）にて糸状菌由来の新しい食品を研究するガストロノミー・サイエンティストとしての専門知識を持ち、サステナブルなプロテインへの強い情熱を兼ね備えています。その経験と想いは、NoMyが拡大する食品R&Dおよび製品開発の取り組みにとって、まさに理想的なパートナーです。




今後、Alessandraと共に、麹由来のプロテイン素材の持つ多様な可能性と価値を、日本市場に向けて「美味しく、栄養価が高く、サステイナブルな新たなタンパク源」として発信し続けていきます。

「Oslo Innovation Award 2025」の最優秀賞を獲得

NoMy wins Oslo Innovation Award 2025　https://oslobusinessregion.no/articles/oslo-innovation-award-2025

また、2025年度ノルウェーにおいてはオスロ発・サステナビリティとポジティブな社会変革を推進する企業を称える「Oslo Innovation Award 2025」の最優秀賞をNoMyが獲得。

Oslo Innovation Awardの使命は、オスロを世界クラスのイノベーション拠点へと成長させるプロセスを促進すること。サステナビリティやポジティブな社会変革といったテーマについて、共通の価値観と理念を共有しており、過去にはユニコーン企業も採択されたことのある歴史的な賞です。

＜参考＞
Forbes：https://www.forbes.com/sites/amynguyen/2025/10/31/oslo-innovation-week-showcases-scalable-climate-solutions/
公式サイト：https://oslobusinessregion.no/articles/oslo-innovation-award-2025

NoMyは、世界のフードテック分野を牽引する新たなメンバーとともに、サステイナブルな食料システムの構築および日本におけるマイコプロテイン市場の形成に引き続き取り組み、2026年もさらなる事業成長と社会課題解決に向け、事業を推進してまいります。

Norwegian Mycelium ASについて

ノルウェーで設立されたNorwegian Mycelium ASは、オスロに拠点を置く発酵科学企業で、持続可能な菌類ベースのソリューションの開発に重点的に取り組む。菌糸体の自然な特性を活用し、革新的かつスケーラブルなプロセスにより廃棄物を高価値の材料「マイコプロテイン」に変換することにより、より持続可能なタンパク質を量産しながら、より少ない廃棄物と自然の循環に根ざすサステイナブルな産業形成を目指す。日本市場からのトラクションを得て、2024年1月にNoMy Japan株式会社を設立。