プレスリリース

足場作業の墜落事故ゼロへ──                              タカミヤの安全教育、受講者3,000人を突破

リリース発行企業:株式会社タカミヤ

情報提供:

足場をはじめとする建設業界のプラットフォーマーとして、業界課題に革新的なソリューションを創造しつづける株式会社タカミヤ(以下タカミヤ、大阪本社:大阪市北区、東京本社:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:高宮一雅)は、建設現場における事故の未然防止を目的とした安全教育プログラム「安全教育」の受講者数が、2022年のサービス開始以降、2025年5月時点で累計3,000人を突破したことをお知らせいたします。



■建設業界における死亡災害の高止まり
厚生労働省の統計によると、2023年の建設業における労働災害による死亡者数は223人でした。これは全産業の約3割(29.5%)を占め、建設業は他業種に比べ、労働災害による死亡者数が突出して多いのが現状です(*1)。中でも「墜落・転落」が原因となるケースが約4割(38.5%)と最も多く(*2)、安全帯の不使用や足場の不備といった、基本的な安全対策の不徹底が重大事故を招いています。

(出典)*1・2: 厚生労働省「令和5年労働災害発生状況の分析等」
■事故ゼロを本気で目指す、タカミヤの体験型安全教育プログラム
タカミヤが提供する安全教育プログラム「安全教育」は、建設現場での墜落・転落事故をゼロにすることを目指し、作業員一人ひとりの安全意識と行動を根本から変えることを目的とした、実践型の教育プログラムです。このプログラムの特長は、業界では珍しい「座学+体験」の組み合わせで、単なる“聞くだけ”“見るだけ”の研修ではなく、深い学びと実践につながる教育内容を提供しています。

??「机上の空論」で終わらせない-現場経験に基づくリアルな安全講義
座学では、現場経験豊富なプロ講師が足場の構造や安全基準を丁寧に解説し、実際に起こったヒヤリ・ハット事例を交えながら、机上の空論ではないリアルな危険を伝えます。単なる知識の習得にとどまらず、「なぜルールを守る必要があるのか」「どんな行動が事故につながるのか」を深く理解することができます。




??危険を“自分ごと”として体感する、意識と行動を変える実践訓練
体験型の実習では、実物の足場を使用しながら、墜落による衝撃、落下物の危険性、安全帯やヘルメットの重要性などを実際に体感。例えば、墜落防止用器具を装着しての衝撃体験や、落下時に体へ加わる負荷を再現する訓練などを通じて、「自分ごと」として危険の本質に向き合える内容となっています。

出張研修

■受講企業のコメント 株式会社 フジタ様
低圧電気取扱い作業特別教育等の4科目を4日間、受講。利用に至った経緯は、これまで、施工実習などは自社で実施していましたが、座学の安全講習は研修会社へ外注していました。しかし、研修会社による安全講習は実際の現場に基づく経験ノウハウが乏しく、説得力に欠ける点もありました。そんな時、仮設資材のプロであるタカミヤ様が 安全教育サービスを提供していると知り、要望に沿った独自のプログラムの作成、出張対応も可能とのことでお願いしました。

■某建設会社 受講者のコメント
「落下時の衝撃を実際に体験したことで、安全器具の重要性が身体でわかりました。座学だけでは得られない説得力がありました。」
「安全について噛み砕いて丁寧に教えてもらえ、また実際に体験することで理解が深まりました。受け身にならない研修なので、若手の意識づけに非常に効果的です。」
「実際に足場を組むことで、その作業の大変さと危険性を実感しました。職人さんのすごさや、協力会社の仕事内容も理解できました。」

■Takamiya Lab. Westでのプロジェクション体験
タカミヤの研究・開発拠点「Takamiya Lab. West」では、壁面と床面の2面プロジェクターによる没入型映像体験を通じて、仮想的に建設現場を再現。マッピング技術を活用することで、数十メートルから落下した体験など、より深い没入感をもって危険性を学ぶことが可能です。
また、プロジェクション体験は複数人が同じ映像を同時に体験できるため、現場単位での一体的な学びに最適。ゴーグルを必要としないことで、スムーズに進行でき、現場での「気づき」を参加者同士、その場で共有できる環境を実現しています。実際の事故事例をもとに構成されたストーリーを取り入れることで、現場で起こり得るリスクを体験でき、安全意識の向上につなげます。

Takamiya Lab. Westでのプロジェクション体験

■「タカミヤの安全教育」についての詳細
以下のHPよりご確認ください。
https://pg.takamiya.co/safety_training.html 
■「タカミヤの安全教育」は「タカミヤプラットフォーム」の一環
タカミヤは建設業の深刻な人手不足・コスト高などの問題に対応するため、建設ソリューション群「タカミヤプラットフォーム」を提供しています。足場等の仮設機材の調達・運用マーケットプレイス提供やデジタル設計支援等のデジタル化にはじまり、鳶職人に特化した無料の求人サイトまで、多岐にわたるソリューションを統合しています。
「タカミヤの安全教育」もその一環として、建設業界の収益向上に貢献します。




主なサービス内容
- 「OPERA」:建設DXの入口。仮設機材の24時間WEB注文などをはじめとしたプラットフォームポータルです。業務をデジタル化し、効率性を大幅に向上させます。
- 「OPE-MANE(オペマネ)」:建設現場の機材管理委託サービスです。顧客が購入した足場機材の管理・整備を代行。足場の運用状況も確認可能です。ATMの感覚で、全国の機材Baseから足場機材を引き出して利用できます。              
「Iq-Bid」:足場のリアルタイムマーケット。次世代足場「Iqシステム」という保有資産の運用状況や市場価格を確認しながら、ユーザー同士で自由に売買できます。
- 「タカミヤのBIM/CIM」:3Dレーザースキャナーで仮設工事の設計を効率化させることができます。また、3D図面を共有・更新活用することで、建築物の情報を一元管理します。
- 「Tobira」:鳶職人に特化した求人サイトです。人手不足の解消を支援し、業界全体の採用効率向上が可能です。
- 「タカミヤの安全教育」:墜落や落下時の衝撃数値の可視化など、バーチャルと実体感を融合した最先端の足場教育プログラムを提供します。

これにより、タカミヤは建設業界のコスト削減、人材不足の解消、業務効率化を推進し、業界全体の生産性向上に貢献します。

■株式会社タカミヤについて
建設現場で使われる仮設機材をはじめとする、住宅用機材、構造機材、農業用ハウス、防災用ダムなど多彩な製品について、開発・製造から、販売、レンタル、設計、施工までトータルにサービスを提供しています。
技術革新を通じて付加価値の高い製品やサービスを生み出し、地下工事から超高層建物、高速道路、橋、農業、自然災害対策分野など、さまざまな「現場」の安全性・施工性を向上させ、業界の発展に貢献しています。


社名   :株式会社タカミヤ
代表   :高宮 一雅
本社所在地:大阪市北区大深町 3-1 グランフロント大阪 タワーB 27階
     :東京都中央区日本橋3-10-5 オンワードパークビルディング12階
URL   :https://corp.takamiya.co/ 
設立   :1969年6月21日
資本金  :10億 5,214万円
従業員数 :771名(連結従業員数 1,392名)
事業内容 :仮設機材の開発、製造、販売及びレンタル、仮設工事の計画、設計、施工

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