通天閣近くの商店街「新世界市場」内の「いちばギャラリー」(大阪市浪速区恵美須東1)が3月9日、週末夜限定のカフェ営業を始めた。
同ギャラリーは、昨年5月に新世界一帯で催されたアートイベント「ツムテンカク」の一環でアート作品の展示やパレードなどを行った「セルフ祭」のメンバーが、半数の店が閉まっている同商店街を盛り上げようと企画した取り組みの一つで、ギャラリー内の改装も手掛けた。昼間は無料休憩所として開放。昨年11月・12月には、電通関西支社の若手クリエーターがボランティアで制作した各店のポスターを展示して話題になった。
夜カフェは、セルフ祭副代表の岡内ゆりさんが同商店街にもっと人が集まるようにしたいと企画した。コーヒー(200円)などを提供。店内に画家で異空間演出家のコタケマンさんのアート作品なども展示する。
岡内さんは「『おっさん』(ぬいぐるみ)が新世界を紹介する写真をフェイスブックにアップしている」と話し、「今年はこの商店街が100周年と聞いている。人が集まり、開かなくなったシャッターを直したい。夢はアーケードをソーラーパネルにすること」と意気込む。
夜カフェの営業時間は金曜・土曜17時~23時(日曜は22時まで)。