
大阪メトロ御堂筋線昭和町駅周辺(大阪市阿倍野区)で昭和の日の4月29日、恒例地域イベント「どっぷり、昭和町。」が開かれた。
「どっぷり、昭和町。」は、4月29日が「みどりの日」から「昭和の日」に変わる前年の2006(平成18)年に、「昭和の日に昭和町にある昭和の建築で昭和を味わう」をコンセプトとして、昭和町駅近くにある登録有形文化財の寺西家阿倍野長屋を中心に始まり、桃ケ池公園や阪南中公園など年々会場やプログラムが増えて規模が大きくなり、開催日は街全体に多くの人が訪れるようになった。昭和で数えると100年となった今年、当初の昭和町を知ってもらうという目的は果たせたことで最後の開催となった。
当日はメイン会場の桃ケ池公園で、地元の店などが出店したマーケット、大阪のプロレス団体「大阪プロレス」による無料興行、音楽ライブなどが行われて盛り上がった。実行委員長の四井恵介さんは「これまでで一番多くの人が来場した」と話す。「惜しむ声がたくさんあったが、今年で一区切り。来年は違うメンバーがここでライブをやったり、店が出たりする空気感を感じた」とも。