日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の展望台「ハルカス300」で3月9日、同ビルと台湾一高いビル「台北101」との友好協定締結式が開かれた。
共に展望台を有する超高層複合ビルである両施設。互いの認知度向上や相互誘客を目的に友好協定を結んだ。ハルカスでは4月4日まで、展望台などで台北101の写真を展示するほか、大阪・台北ペア航空券などが当たる抽選キャンペーンも行う。
台北101でも3月30日~4月28日、あべのハルカスPRコーナーやフォトスポットを展示するなどのキャンペーンを展開。同ビルは地上高さ508メートルで地下5階地上101階建て。ショッピングモール、オフィス、レストラン、展望台で構成する。
締結式では、あべのハルカスを運営する近鉄不動産の赤坂秀則社長、台北101を運営する台北金融大楼股?有限公司の周徳宇董事長らが出席。あべのべあ(ハルカス300)とダンパーベイビー(台北101)の両施設のキャラクターも登場した。
赤坂社長は「この3年間、特に展望台には台湾、中国、韓国を中心にインバウンドのお客さまが来て増加傾向。ハルカスでは今回の友好協定で台湾での認知度を上げ、一人でも多くのお客さまに来館いただきたい」と話し、「秋に大きなキャンペーンを実施しようと検討している」という。
周董事長は「友好協定を皮切りに両国間の民間交流がさらに良くなれば」と期待を寄せる。