近鉄アート館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)で3月3日~12日、音楽のある芝居やトークライブなどを展開する企画「VIVA!ミュージックアート館2017」が開かれる。
あべのハルカスのグランドオープン3周年記念で開く同企画。同館は2001年から演劇事業は休止していたが、ハルカスがグランドオープンした2014年に劇場として復活した。今回は全ての公演が同館の特色である三方囲みの客席となる。
スケジュールは、伊藤えん魔プロデュース「アニソン・ヴィランズ」(3月3日~5日)、升毅presents「The Talking Music Show! ~しゃべって歌うおかしな男と女たちの宴~」(3月8日)、春野恵子「LIVE! KEIKO HARUKO」(3月9日)、劇団レトルト内閣「オフィス座の怪人」(3月10日・11日)、うたげきシリーズVol.3「喝采 ~そんなこと言うたかてランナウェイ!~」(3月12日)。
同館で1月23日に行われた会見には、ミュージックアート館を企画した放送作家・脚本家の東野ひろあきさんのほか、升毅さん、川内信弥さん・福田恵さん(劇団レトルト内閣)、「喝采」に出演する桂あやめさん・内海英華さん・めぐまりこさん・ヴァチスト太田さんらが出席した。
めぐまりこさんは共演するNON STYLEの石田明さんについて、「1回目の記者会見でコンビ解散したらいいのに言ってたらこんなことになってしまって。これまで漫才で大変やったけど、今回は堂々と稽古に呼べる」と話し、「お芝居に関しては漫才と同じように情熱を持っている」とも。
升さんは近鉄アート館について「近鉄アート館が無くなったときはショックだったが、再開したことは本当にうれしかった。僕らは扇町ミュージアムスクエアにまず立ち、そこから近鉄小劇場、近鉄アート館と常に目標を持ちながら芝居を続けていた」と振り返り、「今残っている劇場なのでいろんな方面の方たちがここを使い、もっと大阪の文化が盛り上がる拠点になれば」と期待を寄せる。
公演時間、チケットなどの詳細はホームページで確認できる。