阿倍野区民センター(大阪市阿倍野区阿倍野筋4)大ホールで8月28日~30日、「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2015」が開かれる。
2003年に阿倍野区とドキュメンタリー映画の伊勢真一監督が中心に始め、2008年からはボランティア有志の自主運営で継続している同映画祭。映画上映や監督のトークライブも行う。コンセプトは「『人生を深く描いた』ドキュメンタリー映画を届ける」。
上映作品は、28日=「ASAHIZA 人間は、どこへ行く」(藤井光監督)、「三里塚に生きる」(大津幸四郎・代島治彦監督)、「戦後在日五〇年史・在日 歴史篇」(呉徳洙監督)、29日=「イラク チグリスに浮かぶ平和」(綿井健陽監督)、「鳥の道を越えて」(今井友樹監督)、「ゆきゆきて、神軍」(原一男監督)、「ひめゆり」(柴田昌平監督)、30日=「子供たちの涙~日本人の父を探し求めて~」(砂田有紀監督)、「みんなの学校」(真鍋俊永監督)、「ゆめのほとりー認知症グループホーム 福寿荘ー」(伊勢真一監督)。
併せて、公募したドキュメンタリーコンテストの入賞作品6本(20分以内の短編)を初日に上映し、最終日に最優秀作品の表彰と上映を行う。
伊勢監督は「今年は新作のみならず、戦後のドキュメンタリー映画を代表する作品も再上映し、日本の現代史を振り返るプログラムを組んだ。めったに見られない作品ぞろい。『戦後70年』と真正面から向き合い、『いのち』を見つめる映画祭に、ぜひ足を運んでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
入場料は、1日券=2,500円(前売り2,000円)、3日通し券=5,000円。