あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)ウイング館8階の近鉄アート館で7月31日~8月2日、「あべの歌舞伎『晴の会』」が上演される。同店のスペース9で5月27日、出演者が出席した会見が開かれた。
1997年から6年間開塾した松竹・上方歌舞伎塾の1期生だった片岡松十郎さん、片岡千壽さん、片岡千次郎さんが出演。1部に歌舞伎舞踊、2部に上方落語の「宿屋仇(がたき)」を題材にした新作歌舞伎を上演する。会見で松十郎さんは「同期3人でこんな会ができるのは幸せ」、千壽さんは「上方歌舞伎塾時代の講師が携わってるので心強い」、千次郎さんは「ここで若手の公演ができればと思っていたが、こんなに早く実現してうれしい」と、それぞれ話す。
近鉄アート館は昨年2月に演劇事業が復活。劇場開きが歌舞伎俳優・片岡愛之助さんの公演だった。主催者は「愛之助さんの公演を見て歌舞伎は定期的に開きたいと思っていた。やっと発表できた」と話す。
開始時間は、7月31日16時、8月1日11時・16時、2日11時・16時の計5公演。料金(全席指定)は前売り=5,000円(当日=5,500円)、高校生以下=1,000円、3歳以下の入場不可。一般発売日は6月20日。