天王寺動物園(大阪市天王寺区)で5月7日、同8日にお披露目を予定するホッキョクグマ「イッちゃん」(雌、1歳)が報道陣に公開された。
ノボシビルスク動物園(ロシア)で2013年12月11日に生まれたイッちゃんは、豚まんで知られる蓬莱(浪速区)が寄贈し、3月28日に来園していた。体長は約1メートル80センチで、体重は約120キロ。
蓬莱は2006年、現在はブリーディングローン(動物園同士が繁殖を目的として動物を貸し出し、あるいは借り入れする契約のこと)でアドベンチャーワールド(和歌山県)に貸し出している「ゴーゴ」(雄、10歳)も寄贈。両頭とも名前は屋号の「551」にちなんだ。同園にはそのほか、2011年に浜松市動物園から借り入れた「バフィン」(雌、23歳)と昨年11月に誕生したばかりの「モモ」(雌)がいるが、契約上の関係でいずれ同園を出園するためゴーゴの将来のパートナーとして寄贈したという。
当日は、これまで検疫で寝室にいたイッちゃんを初めての放飼練習も兼ねて報道陣に公開。最初はゆっくりと放飼場を探索していたが、プールで泳いで飼育スタッフから与えられたボールで元気に遊ぶ様子も見られた。
8日は同園ホッキョクグマ舎前で10時から、お披露目式を予定する。