阿倍野区内の郵便局15局が5月30日、今年3月にグランドオープンした日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(同区)をデザインした風景印の使用を一斉に開始した。
風景印は同ビルを下から見上げたデザイン。阿倍野郵便局以外の14局で風景印の使用は初めて。同区内の郵便局の窓口で52円以上の郵便に希望すると押してもらえるほか、希望の郵便局に郵便で押印依頼して返送してもらう「郵頼(ゆうらい)」(返信用封筒に返信料の切手が必要)でも受け付ける。
展望台「ハルカス300」で同日、日本郵便近畿支社長の徳茂雅之さんから近畿日本鉄道の赤坂秀則専務に記念のタトウを贈る贈呈式が開かれ、各郵便局長らが出席した。
赤坂専務は「ハルカスは地元の人と発展していきたい気持ちがあるので、とてもありがたい。これからも地域と連携して阿倍野を盛り上げていきたい」と話す。阿倍野郵便局の担当者は「同じ区内の郵便局が同じ風景印を一斉に始めるのはおそらく初めて。ハルカスは地域の中で大きなシンボル。風景印にすることで地域が活性化し、あべのハルカスと阿倍野の郵便局が発展できれば」と期待を寄せる。