
地下鉄・昭和町駅周辺(大阪市阿倍野区)で昭和の日の4月29日、昭和をテーマにしたイベント「どっぷり昭和町」が開催される。
同駅近くで国の登録文化財に指定されている「寺西家阿倍野長屋」を中心に2006年から開かれている同イベント。開催を重ねるごとに規模が拡大し、同所が1年で一番盛り上がる日になっている。今回初めて設定したコンセプトテーマは「昭和を再現、体験、再発見」。
桃ヶ池公園では、地元の中学校・吹奏楽部の演奏、プロレスリング紫焔の無料興行、さまざまなアーティストが出演するライブなどを展開。地元の「名店」を知ってもらおうと昨年も企画された「昭和のまちのバイローカル」には、28店が参加する。
阪南中公園では「昭和の遊び広場」と題し、ヨーヨーつり、しゃぼん玉などの体験やあめ細工、懐かしい玩具、ミルクせんべいなどを販売する。苗代小学校、南大阪幼稚園でも昭和の遊びを体験できるプログラムを繰り広げる。
そのほか、寺西家で「田辺寄席」、桃山学院カンタベリーホールで吹奏楽部や合唱隊などが出演する「昭和町音楽祭」、文の里商店街で昭和の衣装に扮(ふん)した「昭和文化隊」のパレードなども予定。
今回は、「紙芝居フェス」と題してイベント会場でさまざまな紙芝居を上演する。前回より文の里商店街で多くのプログラムを展開するなど全体の規模が大きくなっているという。プログラムなどの詳細はホームページで確認できる。