日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)25階会議室で4月13日、「ハルカス大学」の初講座が開かれた。
当日は、エジプト考古学者の河江肖剰さんの講座「ピラミッド発掘の最新情報」が開かれ、10~60代の幅広い年齢層の約200人が参加。当初想定していた人数をはるかに超える申し込みがあり、開催場所も変更した。
ハルカス大学は、同ビル事業主の近畿日本鉄道、キャンパスフロア(23・24階)に入居する大阪大谷大学、四天王寺大学、阪南大学やワークアカデミーが運営委員会を組織。企業、地域と連携してセミナールーム(23階)などでさまざまな講座を開くなどの活動を行う。
今後は元はやぶさプロジェクトチーム科学主任の藤原顕さんの「太陽系の歴史に迫る探査機はやぶさの挑戦」(4月19日)、阪南大学と近鉄百貨店が提供する「ハルカス百貨店大学」(4月15日)などの講座を予定し、漫画家・声楽家の池田理代子さんの講座(5月3日)はすでに予約が埋まったという。ほかのプログラムなどの詳細はホームページで確認できる。
ワークアカデミーの吉川聡さんは「これからは講座だけでなく、双方向でやり取りできるイベントも企画する。ハルカスが盛り上がる活動に方向性を向けたい」と話す。