日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)がグランドオープンした3月7日、近隣の商業施設「あべのキューズモール」(同)がメッセージを記したアドバルーンなどを掲出して同ビルの全面開業を祝った。
キューズモールでは、「祝あべのハルカスグランドオープン」と書かれたアドバルーン3本を掲揚したほか、ハルカスの展望台など上層階から見える屋上駐車場に「Welcome あべの」のメッセージも記した。3階スカイコートにハルカスと一緒に撮影者が写るように鏡を使ったフォトスポットも用意したほか、日本一の高さ300メートルにちなんだメニューも期間限定で12店が提供している。ハルカスの事業主・近畿日本鉄道のグループでもない東急不動産SCマネジメントが運営するキューズモールが地元にできたランドマークを祝福したかたちだ。
あべのキューズモールの神津秀人総支配人は「ハルカスの開業を機に街全体が盛り上がっている。キューズモールも記念フェアなども始めて盛り上げる。(展望台が予約制でなくなる)4月からは人がもっと増えるのでは」と話す。
ハルカスは同日、展望台とホテルが開業し、美術館が今月の22日の開館を前に3日間のお披露目展示を始めた。開業前に同ビル内の展望台など5カ所とキューズモールなど周辺施設の3カ所の計8カ所で一斉に日本一長い全長3000メートルのテープカットを実施した。