通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)を運営する通天閣観光は12月16日、通天閣地下劇場(スタジオ210)跡に今月20日オープンする新施設「通天閣わくわくランド」の詳細を発表した。
地下フロアは1956(昭和31)年に再建された現在の通天閣と共に完成。水族館などを経て、1989年から松竹芸能が歌謡ショー「通天閣歌謡劇場」を開くようになり、今年6月に歌謡ショーと寄席「通天閣劇場TENGEKI」を開いていた松竹芸能と通天閣観光との契約が終了。9月23日に開かれたワタナベフラワーのライブを最後に劇場を閉鎖して改装工事に入っていた。
松竹芸能は道頓堀に今年7月、劇場「道頓堀角座」をオープン。寄席は同劇場で行われるようになった。通天閣歌謡劇場は最終興行前に新たなイベントプロデューサーの下、「横綱 通天閣店」5階フロアに新劇場開設を目指すことが発表されたが、工事なども行われておらず、興行開始のめどが立っていない。
通天閣わくわくランドは、展望台チケット売り場のある2階にエレベーターでつながり、西日本初出店となる森永製菓「キョロちゃんのおかしなおかし屋さん」、江崎グリコ「ぐりこ・や」、日清食品「チキンラーメン ひよこちゃんSHOP」の食品メーカー3社のアンテナショップがオープンする。初日は各メーカーのキャラクターが登場する。
併せて、入場待合スペース「スタジオ210」も設ける。フリーライブなどを開く予定で今月29日、通天閣オフィシャルバンド「通天交響楽団(イーゼル芸術工房)」のライブも予定する。
営業時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は9時~20時30分)。初日20日は11時~。入場無料(展望台へは展望料金が必要)。