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「あべの筋」で歩行者天国を-地元商店会などが提案書提出

阿倍野歩道橋から見たあべの筋イメージ(提案資料)

阿倍野歩道橋から見たあべの筋イメージ(提案資料)

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 阿倍野区役所(大阪市阿倍野区文の里1)に3月18日、地元商店会などで構成する「あべの筋魅力づくり協議会」が現在拡幅整備中の「あべの筋」の魅力的な将来像に向けた提案書を提出した。

拡幅整備中の「あべの筋」

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 あべの筋(阿倍野筋1丁目~3丁目辺り)は約22メートルから約40メートルに拡幅整備中。1976(昭和51)年に始まった「阿倍野地区第二種市街地再開発事業」の一環で2015年をめどに進められている。

 同協議会は、東急不動産、きんえい、岸本ビル、近鉄百貨店、近畿日本鉄道などの企業や商店会、町会など地元24団体で構成。2月18日に発足し、今月12日に初の総会が開かれた。

 当日は、同会の乾篤弘会長(ルシアス管理組合理事長)から阿倍野区の羽東良紘区長に提案書が渡された。同会のメンバーは阿倍野に対する思いなども話した。

 提案書には、「路面(阪堺)電車が活躍」、4月末完成予定の「日本初のトラス式歩道橋(阿倍野歩道橋)」、来年春に全面開業予定の日本一高いビル「あべのハルカス」、「多彩な商業施設」などの特徴的な街の資源を挙げ、「とにかく安心・安全な街」「海外をはじめ広域から人が集まるターミナル」「広場のような道をつくろう」などをテーマに官民が共同して「阿倍野」の知名度を上げる将来像も記載された。

 主な案は、「市バスの停留所」「関空リムジンの乗降場」「外国語を含めた周辺案内看板」「総合インフォメーション」「道路中央に歩道」「交流スペース」の設置や「芝生などの緑化」「バリアフリー」など。パレード、歩行者天国などの実施なども盛り込む。

 乾会長は「あべのハルカスの全面開業で、日本はもちろん世界から来る人を受け入れる場を作らねば」と話した。

 羽東区長は「大阪市全体で外部からの集客を考えると、現在のプランを再考してほしいと依頼し、橋下(大阪)市長も阿倍野は元気になっていくところなのでこの機会を逃さないよう検討したいと言っている。大阪では2020年までに海外から600万人以上の観光客を目標に掲げているので、南の玄関として阿倍野が発展できれば」と話した。提案書を見て「安全面も配慮した素晴らしい提案」とも。

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