プロサッカーチーム(J1)のセレッソ大阪が7月14日、エコキャップ推進協会(横浜市中区)と「エコキャップ運動協働宣言書」を結んだ。
エコキャップ運動は、ペットボトルのキャップをリサイクルし売却して得た利益で発展途上国の子どもたちへワクチンを贈ることを目的に活動。
当日は、セレッソ大阪対鹿島アントラーズ戦(大阪長居スタジアム)のハーフタイム中に、同協会の藤沢久美理事長、世界の子どもにワクチンを日本委員会の細川佳代子理事長、セレッソ大阪を運営する大阪サッカークラブの岡野雅夫社長が登場。エコキャップ運動についての説明が場内アナウンスで流れ、エコキャップ贈呈式も行われた。
同協会では、大阪支部を中心に「関西で720トンのエコキャップを集めよう!36万人のワクチンを届けようをスローガンに「720(ナニワ)エコキャッププロジェクト」を展開。学生ボランティアが回収ボックスの設置を交渉するなどの活動に取り組んでいる。
セレッソ大阪では、試合場でエコキャップを回収。集められたエコキャップを使ってグッズなどを作り、販売収益の一部を震災で津波の来た場所に桜の植樹を行う活動「桜ライン311」へも寄付を予定。桜は同チームのチームカラー。全国のクラブチームで初めてエコキャップ運動協働宣言書を結んだ。
藤沢理事長は「観戦するときに自宅で集めたキャップを持っていただけたら」と協力を呼び掛ける。