通天閣を中心とした新世界(大阪市浪速区恵美須東)一帯で催されている複合アートイベント「ツムテンカク2012」で5月26日、不細工メークを施した女性たちが街中に繰り出すプログラム「ブサイク100人祭り」が行われた。
「ブサイク100人祭り」は、モデルを不細工にメークした後、きれいにメークする「ブサイク★チェンジ」の一環。100人の参加を目標にしたが、参加したのは20~30代女性を中心に約50人。デザイン会社「メディアグラフィックス研究所」(西区)のデザイナー・齋藤秀雄さんと美容室「aegis HAIR(イージスヘア)」(中央区)代表でヘアスタイリストの池本義文さんが企画。今年2月には「ブサイク★チェンジ・ナイト」と題したイベントを西区のバーで開いた。
当日は、不細工にメークした女性約50人と男性1人が街中に繰り出し、休日でにぎわう新世界を歩く人の注目を集めた。
齋藤さんと池本さんは、「この企画を考え始めたのは2年前から。美しさをマイナスからスタートすることで美を追求したアート」と話す。参加者からは、「ストレス発散になった」「これからスッピンでも歩けそう」「楽しみたいし、楽しませたかったので参加した」などの声が聞かれた。
27日も「ブサイク★チェンジ」など、ユニークな約30のプログラムを展開する。