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大阪市立美術館、大規模改修工事が完了 2025年3月に再開

大阪市立美術館

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 大阪市立美術館(大阪市天王寺区、天王寺公園)が7月11日、2022年10月から行っていた大規模改修工事を完了した。2025年3月1日にリニューアルオープンする。

日本庭園「慶沢園」を望むテラス

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 1936(昭和11)年、日本で3番目の公立美術館として開設した同館。大規模改修を行うことで国の登録有形文化財である建物の外観保全を強化し、展示・収蔵環境の向上を図るという。

 大規模改修では、本館中央ホールへのエスカレーター新設、ミュージアムショップの設置、北側展示室への壁面ケース設置のほか、中央ホールのシャンデリアを撤去した。隣接する日本庭園「慶沢園」を望むテラス(無料ゾーン)も新設し、リニューアルオープン時にはカフェも開店する予定。

 同館によると、作品搬入用エレベーターを増設し、美術品動線を改善したことから、展示替え時の休館日数を減らすことで、これまでより多い年間300日の開館を目指すという。

 1階は主にコレクションによる企画展示、2階は共催者との特別展会場として活用する予定。特別展は年間4、5回の開催を予定する。

 2025年3月1日~30日は、リニューアルオープン記念特別展「What's New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」を開催する。全館を使って、同館が所蔵する絵画や書跡、拓本、彫刻、漆工、金工、陶磁、考古などの作品約200点(件)を展示する。

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