JR天王寺駅中央改札前で3月9日(サンキューの日)、小学生がダンボールで作った自動販売機が元気なあいさつをするハッピータウンプロジェクト「あいさつ自動販売機ハッピー感謝祭」が開かれた。
テクノロジーネットワークス(ZAQ)の主催した「あいさつ自動販売機」は「ユメコラボ」の一環で今回が3回目。前回も同駅で行った。ユメコラボは「実現することで、地域活性や社会貢献につながる夢」を応援、実現までをサポートし社会的価値を創出するプロジェクト。
当日は大阪市立聖和小学校4年生83人が数グループに分かれ、歩く人に「あいさつカード」を配布。20台用意した「あいさつ自動販売機」にカードを入れると中から児童があいさつした。構内アナウンスでも「小学生の元気なあいさつを行っています」と伝えられた。
児童らは利用者に「眼鏡が似合いますね」「その服かわいいですね」などのあいさつに加え、「あいさつを増やしてください」と呼び掛けた。
今回は、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの協力で吉本新喜劇座長の辻本茂雄さんも応援に駆け付けた。児童が、辻本さんのギャグ風に「あいさつ広めたったらどうや」を見て、一緒にする場面も。学校が用意した「あいさつ自動販売機」に入って見本を見せたりもした。
最後に児童全員の前で、「皆さんのあいさつでみんなが笑顔になった」と話した辻本さん。同駅駅長は「今回は前回より声が大きくて天王寺駅に来た人が笑顔になっていた」と目を細めた。