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「奇跡のホッキョクグマ家族」発行 天王寺動物園のスタッフブログを書籍化

「奇跡のホッキョクグマ家族」を企画したとうしばやすこさん(ギャラリーカフェ*Kirin*で)

「奇跡のホッキョクグマ家族」を企画したとうしばやすこさん(ギャラリーカフェ*Kirin*で)

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 通天閣近くの「ギャラリーカフェ*Kirin*(キリン)」(大阪市浪速区恵美須東2)が12月2日、天王寺動物園(天王寺区)のスタッフブログを書籍化した「奇跡のホッキョクグマ家族」を発行した。

奇跡のホッキョクグマ家族

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 同園のホッキョクグマは、2006年にロシアから来園して現在は繁殖目的でアドベンチャーワールド(和歌山県)に貸し出している「ゴーゴ」(雄、11歳)と、2013年にロシアから来園した「イッちゃん」(雌、2歳)の2頭で、どちらも蓬莱(浪速区)が寄贈した。6月には、2011年に来園していた「バフィン」(雌、24歳)がゴーゴとの間に生まれたモモ(雌、2歳)と共に浜松市動物園に帰った。

 同書では、ホッキョクグマ担当の飼育スタッフが更新した繁殖記録を収めたほか、蓬莱の田中一昭常務のインタビュー、SNSで交流しているロシアのホッキョクグマファンが提供したイッちゃんの幼いころの写真なども掲載している。

 アマチュア動物写真家のとうしばやすこさんがオーナーの同店では、動物をテーマにした展覧会や講演をたびたび開いている。天王寺動物園から近く、全国の動物ファンが訪れるという。

 とうしばさんは「天王寺動物園が行った繁殖が素晴らしいので書籍化したいと思った。動物園のスタッフやホッキョクグマファンのみんなで作った感じ。ホッキョクグマが不在だった時に蓬莱が寄贈してくれたのは奇跡。繁殖が難しいホッキョクグマが生まれて育ったのも奇跡」と話し、「ホッキョクグマのかわいさだけでなく、この子たちがどれだけ貴重なのかを知ってほしい」と呼び掛ける。

 仕様はA4判176ページ、オールカラー。価格は2,300円(税別)。初版は1500部。同店と天王寺動物園内の売店で取り扱うほか、ネットでも販売する。

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