10月28日に開業60周年を迎える「通天閣」(大阪市浪速区)が9月1日から、ネオン広告を全面的にリニューアルする工事に入る。日立製作所(東京都千代田区)と同塔を運営する通天閣観光が8月31日、発表した。
同塔で夜間に点灯するネオン広告は、現在の2代目通天閣が再建された翌年の1957(昭和32)年7月より広告スポンサーである日立製作所が掲出。以来、大阪名物のような存在で2011年にはネオン管の大部分をLEDに取り換え、消費電力を従来に比べ約半分に削減するリニューアルを行い、1年を時期ごとに6色の光で表現した多彩なライトアップを行っている。
工事期間は約5カ月。ネオン広告は大時計と気象予報部分を含む完全消灯を行う。具体的なリニューアル内容は検討段階もあり、後日発表する予定。ネオン点灯開始時期についても未定。
通天閣は工事期間中も通常通り9時~21時に営業。ただし、2015年12月にオープンした特別展望台「天望パラダイス」は9月1日から約1カ月閉鎖する。