四天王寺の支院「愛染堂・勝鬘院(あいぜんどう しょうまんいん)」(大阪市天王寺区夕陽丘町)で6月30日~7月2日、「愛染まつり」が開かれる。
大阪三大夏祭りの一つとも言われる「愛染まつり」。聖徳太子が593年に開いた最古の夏祭りとも伝えられている。初日に浴衣姿の愛染娘が宝恵駕籠(ほえかご)に乗って谷町筋を練り歩く「宝恵駕籠パレード」と、境内の多宝塔の前で「駕籠あげ」を行うのが恒例。昨年3月、大阪市指定無形民俗文化財に指定された。
愛染娘を務めるのは、公募で集まった280人の中から選ばれた黒田瑞季さん、松並百合愛さん、福井陽葉さん、葉山夢さん、三田愛美さん、青山奈里香さん、富本凜里子さん、大西有佳里さん、足立絵里さん、中西由美さんのほか、留学生枠の孟令冬さん(中国)、ファンティトウさん(ベトナム)の計12人。宝恵駕籠を引いたり、演芸舞台でパフォーマンスを披露したりする愛染女組の6人も祭りを盛り上げる。
愛染堂には同16日、毎年恒例のマスコミ各社への広報活動を行うために愛染娘、愛染女組が集合。祭りへの来場を呼び掛け、大阪締めを披露した。
30日の「宝恵駕籠パレード」は、あべのキューズモール(阿倍野区)で12時45分から出発式を行い、愛染堂には15時ごろに到着する。