パチンコ業界大手のマルハン(京都市上京区、東京都千代田区)は5月8日、フェスティバルゲート跡地(大阪市浪速区)で計画していた日本初の「韓流テーマパーク」をパチンコ店などの施設に変更すると発表した。
大阪市交通局が保有していた同所は2009年、同社が一般競争入札で落札。遊園地などの複合施設だった建物を解体。昨年7月、「マルハン大阪 韓流プロジェクト」としてK-POPコンサートなどを催す多目的ホール、韓国スタープロデュースのショップ、韓国輸入食材のスーパーマーケットなどを設ける施設を今年秋の開業を目指すと発表。昨年秋に建築着工する予定とも発表していたが現在もさら地のままになっていた。
発表された計画変更後の施設は1階にパチンコ店、2階に量販店・飲食店が入る。敷地面積は1万4000平方メートル。大型駐車場(1000台未満)なども設ける。
同社は「日韓関係の冷え込みによる韓流ブームの低迷を受けて安定的な施設運営が難しいと判断」と変更理由を挙げ、「大阪市、地域住民の方々をお騒がせし、大変なご迷惑をおかけしており誠に申し訳ございません」「大阪市交通局と新たな契約締結に向け交渉中」とも。