スパワールド世界の大温泉(大阪市浪速区)入り口前ピロティなどで5月24日・25日、デザイン&アートイベント「ツムテンカクEX.」が開催される。
2011年から通天閣が中心に立つ新世界一帯で年1回開かれた「ツムテンカク」。今後は「より良いものをつくり出すため」に2年間に1度の開催にし、今回は来年の開催に向けた「チャレンジする場」を提供することなどを目的に開催場所を集約して開く。「EX.」は、Experiment(実験)、Experience(体験)、Expect(期待)などを意味するという。昨年はゾンビのメークをした約100人がいきなり踊り出したフラッシュモブ、平均年齢60歳以上のアイドルユニット「オバチャーン」の登場などで盛り上がった。
昨年までマーケット会場だったスパワールド前のピロティで販売だけでなく、ワークショップ、パフォーマンス、アート作品の展示などさまざまなジャンルで自己表現できるブースを用意する。現在、100組のクリエーターなどを募集し、ホームページで受け付けている。出展料は2日間で5,000円(1コマ)。今回から大賞などを表彰し、大賞で10万円(うち5万円は来年のツムテンカクの制作費として)などの賞金も用意する。1次締め切りは4月22日。
実行委員長の藤田剛さんは「来年につながる仕掛けをやっていく。アート&デザインは自己表現と考えている。もともとまちおこしは考えてなかったが、新世界の人も協力していただけるようになった」と話し、「プロだけでなく、やりたいことがある人が参加してほしい。社会に出てやりたいことがわからない人に何かのきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は両日とも11時~18時。入場無料。