3月7日にグランドオープンする日本一の超高層ビル「あべのハルカス」（大阪市阿倍野区阿倍野筋1）周辺の飲食店で現在、同ビルにちなんだメニューが続々と登場するなど盛り上がりを見せている。

KYKかつ＆カリーの「あべのハルカスびっくりバーグセット」

　同ビル近くの喫茶店パールズでは高さ300ミリの「パフェハルカス」（1,000円）、喫茶店スワンではワッフルにアイスクリーム、プリンなどを盛った「ハルカスワッフル」（680円）、KYKかつ＆カリーでは3枚重ねた計300グラムのハンバーグがセットになった「あべのハルカスびっくりバーグセット」（1,480円）を提供。

　同ビル事業主の近畿日本鉄道によれば、「ハルカス」の名称を使用する場合は使用料が必要だが、同社や地元商店会などで構成する「あべの筋魅力づくり協議会」エリアの店に限り、承認した商品は無料で使用できる。現在、バーでハルカスにちなんだカクテルなども準備中で、今後も増える予定という。

　同ビル近くの商業施設「あべのキューズモール」は、ハルカスの名称は使っていないが日本一の高さ300メートルなどにちなんだメニューを今月7日～16日、12店舗が期間限定で提供する。主なメニューは、春野菜と油かすが入った「春かす焼きうどん」（千房、1,080円）、「300ミリ パンケーキタワー」（Jambuka、3,000円）、「300ミリ タワーパフェ」（収穫祭、999円）など。

　阿倍野筋1 丁目東商店会の和田一義会長は「昨年6月に百貨店が先行オープンしてから人が増えた。これからハルカスのオフィスに4000～5000人が働くと聞いているので、ランチ難民を出さないように街で取り組んでいきたい。ハルカスを見に来た人に次も来てもらえるようフォローできれば」と話す。

　同ビルのグランドオープンで展望台、ホテルが開業。7日～9日は同ビルの百貨店や周辺の商業施設・商店街で買い物をすると展望台入場券やホテル食事券など総額300万円分の賞品を用意するカードラリーなども実施する。