近鉄アート館であべの歌舞伎「晴の会」 今年は「東海道四谷怪談」

あべの歌舞伎「晴の会」の出演者(27日の記者会見で)

あべの歌舞伎「晴の会」の出演者(27日の記者会見で)

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 近鉄アート館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)で8月3日~6日、「第三回あべの歌舞伎『晴(そら)の会』」が上演される。

片岡松十郎さん、片岡千壽さん、片岡千次郎さん

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 2015年に松竹・上方歌舞伎塾の1期生だった片岡松十郎さん、片岡千壽さん、片岡千次郎さんを中心に結成された「晴の会」。これまで毎年夏に上演しており、昨年の「伊勢参宮神乃賑」は大阪文化祭賞奨励賞を受賞した。

 今年は四世鶴屋南北の代表作「東海道四谷怪談」を上演する。松十郎さん(民谷伊右衛門)、千壽さん(お岩・佐藤与茂七)、千次郎さん(直助権兵衛)のほか、片岡りき彌さん、中村翫政さん、片岡當史弥さん、片岡佑次郎さん、片岡當十郎さんが出演する。監修は片岡仁左衛門さん、片岡秀太郎さん、演出は山村友五郎さんが務める。

 6月27日に行われた記者会見では、松十郎さんは「少しでも伊右衛門に近付けるように頑張る」、千壽さんは「師匠の秀太郎も20代のころにお岩さんを務めたと聞いている。熱い夏にしたい」、千次郎さんは「今回は出演者も増え、古典の代表作に挑戦する機会が頂けてうれしい」と、それぞれ話す。お岩役の千壽さんが安全成功祈願でゆかりの妙行寺(西須鴨)、於岩稲荷田宮神社・於岩稲荷陽運寺(四谷)を訪れたことも明かした。

 同所で8月7日、昨年に続いて出演者が講師を務める「歌舞伎ワークショップ」も開く。開催時間は11時~12時30分。料金は、一般=2,000円、学生=1,000円。中学生=500円、小学生以下無料。

 開演は、3日=18時、4日~6日=11時・16時。入場料は、一般=7,500円(前売り7,000円)、高校生以下=1,000円(要事前申し込み)。

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