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天王寺区内で「真田幸村博」開催へ-大坂の陣から400年で

「天王寺 真田幸村博」を発表する水谷区長ら

「天王寺 真田幸村博」を発表する水谷区長ら

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 天王寺区は2014年~2015年、天王寺公園や真田山公園などで大坂の陣400年記念イベント「天王寺 真田幸村博」を開催する。9月27日、同区役所で開かれた会見で素案、ロゴマークなどを発表した。

「天王寺 真田幸村博」のロゴマーク

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 大坂の陣は、1614年11月の「冬の陣」、1615年5月の「夏の陣」と、2度にわたる徳川家と豊臣家の戦い。同区の真田山地域や天王寺公園の茶臼山一帯で、真田幸村ら戦国武将による激戦が繰り広げられた。真田幸村は同区の安居神社で最期を遂げたと伝えられている。

 同イベントは、大阪城公園などで展開する「大坂の陣400年天下一祭」参加事業として行う。予定しているのは、プレイベントが天王寺公園で2014年4月~5月中の2日間程度、戦国コスプレイベント、トークショー、殺陣パフォーマンス、武者行列のステージイベントなど。コアイベントが真田山公園などで2014年10月~11月(冬の陣)と2015年5月~6月(夏の陣)のそれぞれ3日間程度、甲冑(かっちゅう)武者演劇、真田コスプレコンテストなど。ファイナルイベントは天王寺公園で2015年10月~11月の2日間程度、歴史アイドルトークショー、音楽ライブ「戦陣の宴」など。

 期間中、紙甲冑を制作する「赤備え紙甲冑を作ろう!」、真田幸村の人生訓を学ぶ「天王寺SANADA塾」、寺の秘宝を公開する「歴史探訪!お寺の秘宝大公開」などのサブイベントも数回開く予定。

 併せて、真田幸村が築いた「真田丸」を再現しようとジオラマを制作するプロジェクトも始める。制作費は一般からの寄付を募る「六文銭ファンド」の一部で賄う。寄付金額に応じてジオラマの規模が決まるという。

 会見では、日本殺陣道協会のチャンバラパフォーマンスに同区の水谷翔太区長が真田幸村役で登場。水谷区長は「まだまだ日本、大阪、天王寺は元気が無い。どうすれば景気が良くなるか原点に立ち返って考える必要がある。原点は400年前の大坂の陣。節目の年に豊臣方が勝つ歴史を再現する強い思いをもって開催したい。全国の歴史ファンに呼び掛けて天王寺に集まってほしい」と話す。

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