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阿倍野・文の里商店街で「ポスター展」開催へ-電通社員がボランティアで制作

文の里商店街の商店主がPRポスターの撮影で集合

文の里商店街の商店主がPRポスターの撮影で集合

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 地下鉄・昭和町駅近くの「文の里商店街」(大阪市阿倍野区)で現在、電通関西支社(北区)の若手社員が各店のPRポスターを制作して展示する「文の里商店街ポスター展」を準備している。

新世界市場で展示しているポスター

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 同展はコピーライター、デザイナーの若手社員59人がボランティアで参加。ペア29チームが担当した店の特徴などを取材してPRポスターを研修と地域貢献などを目的に制作する。同商店街62店のうち50店の各2種以上、合計100種以上のポスターを制作する。8月28日に公開予定。7月16日にはポスター展をPRするためのポスターで使う商店主の集合写真も撮影した。

 もともとは通天閣近くの商店街「新世界市場」(浪速区)で昨年、同社の日下慶太さんが若手社員に呼び掛け、ポスター約120点を制作したことがきっかけ。半分の店が閉まっていることを題材にした「半分閉まってる? 半分開いているからええやないか」など面白いポスターが並んで大きな話題になり、多くの人が訪れた。今年、「第66回 広告電通賞」のプロモメディア部門で優秀賞を受賞した。

 今年3月に大阪商工会議所が開いた「商店街フォーラム・大阪」で活性化の例としてポスター展を紹介。商工会議所と日下さんらは他の場所でもポスター展を開催することになり、意欲的な文の里商店街を実施先に選んだ。

 文の里商店街協同組合の江藤明理事長は「近くに2つのスーパーできて、商店街の活性化のために何かをしないと思っていた。スーパーができて一層厳しくなっている。このポスター展をきっかけにたくさんの人に来てほしい。その後も来てもらうには個々の店が独自のものを作っていかないと」と話し、日下さんは「それぞれの店を知るきっかけになれば」と期待を寄せる。

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