あべのハルカス近鉄本店（大阪市阿倍野区）で6月9日、同店で展開しているプロジェクト「縁活」の10周年記念イベント「社会をちょっとよくする展」が始まった。

縁活10周年記念イベント「社会をちょっとよくする展」

　「縁活」は、2013（平成25）年6月の同店先行オープンとともにスタート。市民活動団体とボランティアが「社会をちょっとよくする」をテーマにさまざまなプログラムを展開しており、現在の参加市民活動団体は約390団体、参加ボランティアは約160人。これまでの実施プログラムは約4600回、プログラムに参加した来店客は延べ約18万人になるという。

　「社会をちょっとよくする展」は、館内各所で約40プログラムを展開。ナガオカケンメイさん、山内裕さん、山崎亮さんが登壇する「社会について考えるトーク」（10日13時～16時）、ハルカス周辺のお薦めスポットをマッピングする「あべのを知ろう展」（10日11時～16時）、子どもが野菜の販売を体験する「ハルチカキッズマルシェ」（11日11時～13時）などを予定する。

　縁活担当の岸本啓史さんは「10年続けたことで、いろんな方々とのつながりも生まれた」と話し、「市民活動団体やボランティアの方々が百貨店で活動できるのが特徴。誰かのためにと活動している人が多いので、普通のイベントとは違う色が出ている。これからも多くの団体とつながっていきたい」と意気込む。

　開催時間はプログラムにより異なる。今月11日まで。