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通天閣からビリケンサンタが被災地へ-現地でイーゼル芸術工房のライブも

ビリケンサンタが通天閣から出発

ビリケンサンタが通天閣から出発

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 通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)入り口前で12月1日、幸福の神様ビリケンさんとイーゼル芸術工房が東日本大震災の被災地で活動する取り組み「ビリケン福幸キャラバン」の出発式が行われた。

2代目ビリケンさんとイーゼル芸術工房

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 今回出発したビリケンさんは同塔で1980(昭和50)年に復活して2012年に引退した2代目。現在、通天閣オフィシャルバンド「通天交響楽団」としても活動している「イーゼル芸術工房」のメンバーとして活動している。2012年から毎年行っている福幸キャラバンは東北の被災地・大槌町(岩手県)でビリケンさんが一日町長を務め、関西各地で集めたメッセージの寄せ書きを届け、イーゼル芸術工房が仮設住宅、保育園などで観覧無料のライブを12月4日まで開く予定。これまで訪れた際、足の裏を撫(な)でると幸福が訪れるといわれているビリケンさんを触り涙を流す人の姿もあったという。

 当日はサンタクロースに扮(ふん)した2代目ビリケンさんが登場。イーゼル芸術工房が宝塚大学の学生らが詩を考えた復興支援ソングを披露した。通天閣を運営する通天閣観光の西上雅章社長は「復興が進んでいると言ってもまだ道半ば。まだまだ心の傷が癒されていない。向こうで幼い子ども達に元気が与えられたら」とあいさつで述べた。

 イーゼル芸術工房のリーダー・竹下壽晃さんは「今年は幼稚園、保育園も回る。ビリケンさんが来て良かったと思われたら。来年来るよと約束したい」と話す。

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